山仲間の話。
風の強い夜、山で野宿していると、どこからか悲鳴が聞こえた。
外に出ると風音に紛れて微かに、しかし確かに苦しそうな人の声がしている。
声の主を捜そうとして耳を澄ましてみたが、どうも様子がおかしい。
まるで風に乗っているかのように、悲鳴は谷間の空中をぐるぐる飛び回っている。
【オカルト】十年殺し続きを読む
わたしも中学生の時の体験を書かせて下さい。
当時親の仕事でヨーロッパに引っ越したばかりで、
なかなか友達ができないし、言語の壁ハンパねえ!な感じで、自然とネトゲにハマってしまった。
真っ暗な部屋で深夜から明け方にかけてパーティ組んで狩りをしたり、
ネットサーフィンしたりがデフォになってたある日、
いつも通りパソコンをいじってたら、
河童みたいな顔つきの若い男が、パソコンのすぐ後ろで横になって頭に片肘ついてにやにやしながらこっち見てた。
でかめなローテーブルの上にパソコン置いてたんだけど、
想像できるかな?河童みたいなって表現ザックリしすぎだけど、
なんというか、人っぽいんだけど、なんか河童みたいにも見えるというか…わかりづらくてごめん。
【オカルト】深夜までネトゲをしていたら・・・続きを読む
俺が中学三年生の時、祖父が死んだ。胃癌だった。
初孫ということもあり、俺はとても可愛がってもらった。俺も小さい頃は祖父の大きな膝で本を読んでもらうのが大好きだった。
【洒落怖】決して開けてはいけないパンドラの箱続きを読む
4歳か5歳か、小学校に上がる前の、夏の終わりの話。
私は田舎にある母方の祖父母の家で昼寝をしていた。
喉が渇いて目が覚めて、違和感を覚えた。
何回も遊びに来ている家だけど、何かが違う。
部屋にあったはずのおばあちゃんのベッドがなぜか仏間にあるし、
ただの壁だった縁側の突き当たりに謎の扉があるし、
広い家の中で私を一人ぼっちにして、おばあちゃんはどこかへ出かけたようだった。
セミの声もしないし、おじいちゃんが大事にしていた小鳥も小魚もいなくて、
昼寝前にいとこと遊んでいた客間には、見慣れないティーセットが何組も飾られたガラス張りの食器棚が出現していた。
【異次元】この異世界に来て、もう随分時間が経ちました【パラレルワールド】続きを読む
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