昭和の旅館

357 :可愛い奥様:2011/10/06(木) 19:51:05.88 ID:KN7Rr42p0
 
新婚旅行で伊豆に泊まった。 
旅行社にコーディネートしてもらった老舗のお宿で、今は違う系列の会社が新しく立て直したホテル経営。 
当時、新婚旅行ということで角部屋の素敵なお部屋に、錦糸を縫い合わせたお布団まで用意してくださった。 
そして、内風呂。タイルが斬新な赤。お手洗いは内風呂と一体になっている。
知っている人はここまでで旅館が特定できるくらい、昭和の老舗だった。  


357 :可愛い奥様:2011/10/06(木) 19:51:05.88 ID:KN7Rr42p0

もちろん広々とした外の温泉を使い、眠ろうかなというとき、お風呂場から水の流す音が聞こえる。 
電気をつけて確認したけど、なにもないし。 
それから眠ったけど、しばらくしてお手洗いに立つと「私はここで死にました」と囁き声が聞こえた。
眠れない!
しばらくしてお手洗いに立った夫が、これまた眠れない様子。 
お互い何も聞かずに、「眠れないよね、部屋、悪いよね」と。 
二人でしっかり手を握って、フロントにまでエレベーターで下りていきました。 
大旅館なので、即座に部屋を変えていただきました。




357 :可愛い奥様:2011/10/06(木) 19:51:05.88 ID:KN7Rr42p0


翌日に笑い話として仲居さんに、
「あの部屋に不倫のカップルが泊まって、女性だけがお風呂場で亡くなったのだけど、まさか新婚さんの邪魔をするなんて。
 でも、部屋は絶景だったでしょう」
と言われました。 
お代はこちらが何も言わないのに、旅行社を通じて返金されました。 

ちなみに夫が耳元で聴いた声は、
「あなた、わたしと一緒に行こうよ」 
結婚五周年記念に教えてもらいました。 

今は笑い話、というかギャグ。


361 :可愛い奥様:2011/10/06(木) 21:00:15.03 ID:3dbwp5kO0
 
>>357みたいなのを昔、遠藤周作がエッセイに書いてたな。 
三浦朱門(だったかな?)と旅館の同室に寝ていたら、
誰かが夜中に耳にべったり口をつけて、「俺はここで死んだのだ…」と何度も何度も言うっていう体験談。 
いやな夢だなぁと思って、眼を覚ました三浦朱門に「こんな変な夢みた」って話したら、
「俺はさっきから目が覚めるたびに、お前のふとんの横に男が座ってるのを見てた」って。 
そんでふたりで「夢じゃないじゃん!」って腰抜かして四つん這いで逃げたって話。 

なんかさー、霊さんもそういうのいちいち言いに来られても困るよねw