地下のトイレ

65 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/11/12 02:10
 
体験談です。 
私は大阪難波のとあるビルで働いていました。 

3年ほど前のある日、まだ私がそこに勤めていた時のことです。 
深夜まで続いた売り場の模様替え作業がようやく終わり、地下のトイレに行くと、手洗い場のところに女の人がいました。 
女の人は見たことのない制服で、
深夜なので不審に思いましたが、私と同じように深夜残業なのだろうと考えることにしました。 


66 :65:02/11/12 02:10
 
その人は気分が悪そうにうつむきかがんでいたので、 
「どうかなさいましたか?」と声をかけると、 
「痛い・・・痛い・・・」と言っています。 
とりあえず事務所まで案内しようと、
「それは大変ですね。事務所の方でおやすみになっては。お連れします」と声をかけ、手を差し出しました。 
女の人は顔をうつむけたまま手を握ってきました。 




67 :65:02/11/12 02:10

 
「っ!」
女の人の手は驚くほど冷たかったのです。 
その瞬間に私は、その女の人がこの世のものではないと感じました。 
咄嗟に私は手を離しました。 
女の人はうつむけていた顔をこちらに向けました。 
見てはいけないと思いながらも、私の目は言うことを聞いてくれませんでした。 
その女性の顔は真っ青で、生気が全く感じられませんでした。 
女性は立ち上がり、「助けて・・・助けて・・・・」と、私に迫ってきました。 


69 :65:02/11/12 02:12
 
私は声にならない悲鳴を上げていたと思います。
後ずさりしながら、何とかトイレから出ようと思いました。 
よく見ると、女性は胸の辺りを押さえています。 
「助けて・・・」ともう一度その女性は言うと、すぅっと私の前から姿を消しました。 
私は動揺しながらも、事務所に駆け込みました。


70 :65:02/11/12 02:12
 
事務所の先輩に一部始終を話すと、先輩は落ち着いた口調で、 
「あなたも見たんやね。よく出るんよ。あれはね・・・」と話し始めました。 
実は20年ほど前にそのトイレで、洋品店に勤めている女性が、17歳の少女に刺殺される事件があったそうです。
(相当有名な事件らしいです)
この世に未練を残したまま亡くなった彼女は、今頃またトイレに現れ、苦しんでいるのかもしれません。 


71 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/11/12 02:18
 
20年経っても苦しんでるなんてイヤーン 
ご両親も気の毒
娘さんを亡くしただけでなく、彼女が成仏できていないなんて 


72 :65:02/11/12 02:23
 
>>71 
ホントそうだと思います。 
私も遭遇した時はあまりに怖くて逃げ出しましたが、 
先輩の話を聞いてからは、怖さよりも同情の念に駆られました。 
以前、御両親もお花を持ってよくおいでになっていたそうですが、 
さすがに彼女の霊については、誰も話を出来なかったそうです。 


85 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/11/12 15:52
 
>>70 
なんば虹の街(現:ナンバウォーク)で起きた事件か… 
たしか、クスリかなんか入っていたんじゃなかったかな、加害者の少女。


92 :超党派笑いの鉄拳 ◆UXUJJUbRMk :02/11/12 19:10
 
>>85 
だとするとその少女、ちょっとアタマおかしかったのかな? 
そういう予期せぬ事件って一番気の毒だよね。 
かわいそう。 


121 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/11/13 01:09
 
>>85 >>92 
1979年(昭和54年)2月12日。 
大阪市難波「南OSプラザビル」の地下婦人トイレで、少女(当時17歳)が、洋品店に勤める女性(25歳)を包丁で刺殺。 
「うち、刑務所に入りたかったんや」と自供。