ある資格学校へ通っていたときの話。
校舎3階のいつもの自習室で、私、A君、Bさんだけが残って課題の仕上げをしていた。
帰りにみんなでご飯でも食べようという話になって、課題を切り上げ3人は自習室を出た。
エレベーターが調整中で使えなかったため、階段で降りる事に。
課題の話やあそこの定食屋がおいしいなんて話で盛り上がりながら、
階段をトントン降りていき1階のロビーに着いた。
・・・はずだった。
前を見た3人は唖然。そこはまだ3階だった。
当然さっきの自習室がその先にあり、階段の踊り場には3Fの表示もある。
しばらく沈黙した後、
「きっとここは3階と同じ造りをした2階なんじゃね?」
と無理矢理納得させて、もう一度下に降りた。
【時空の歪み】時空の階段続きを読む