これは祖父が林業を辞める1週間前の話らしく、
さらに手記を読んでみると、林業を辞める間接的な要因にもなったようです。
祖父はその日、沢の付近にいい犬槐の木が生えており、それをとってきてほしいと依頼をされました。
親方にその場所までの行き方を聞いている時のことです。
「沢なりに上る道はあるが、その道は歩くな」と言われました。
道を外れてあえて歩きにくい森の中をいけというのです。
祖父は少し疑問に思いながらも、言われた通り森の中を進んでいきました。
しかし、森の中をいくのは足場も悪く、行く手を遮る草木を払って進むようなので、体力の消耗が激しいため、
誘惑に負けて沢の道へ出てしまいました。
ちょうど昼時だったために昼食をとりながら一休みしている時、あることに気づきました。
【オカルト】霊道の沢続きを読む