俺はじいちゃんが大好きだった。
初孫だったこともあって、じいちゃんもすげぇ俺を大事にしてくれた。
俺はあまりおねだりが得意な方じゃなかったけど、
いろんなもの買ってくれたり、虫捕りやら泳ぎ方やらいろんなこと教えてくれたり、
デパート、遊園地…いろんな場所に連れてってくれた。
近くに大きな運動公園が出来るって時、
俺と来るのが楽しみで仕方無いのか、まだ建設中のサラ地にも関わらず連れてってくれるぐらいw
でも、その運動公園が完成しても、じいちゃんが連れてってくれることはなかった。
俺が小学4年…かな?ある夏、突然死んでしまった。
完璧主義で我慢しいだったから、身体がよくないのみんなに隠してたみたい。
遂に倒れてしまった時、もう手遅れだったんだって。
かっこよくて何でも出来て世界一のじいちゃんが死ぬわけないって思ってたから、葬式の時も実感なくて、
寺までの道を一人で迷ったりしてへらへら笑ってた。
でも、家帰って一人になってから、突然糸が切れた様に大泣きしちゃったんだけどねw
【感動】二人だけの空間続きを読む