第二次世界大戦末期、ドイツの強制収容所が連合国によって解放されたとき、
助け出された生存者の多くは飢えて死ぬ寸前だった。
兵士はすぐさま食事を用意して生存者たちに与えた。
しかし、極限まで飢えて衰弱した生存者たちの体に普通の食事は大きな負担で、
そのうえ飢えているために夢中になって際限なく食べてしまうこともあり、
食事を与えたことが原因で死亡してしまう例が後を絶たなかった。
飢えた人間に食べ物を与える、というアンパンマンにも代表される正義が行われたにも関わらず、人が死んだという話。
【後味の悪い話】飢えた人間に食べ物を与えてしまったら続きを読む